私がレズビアンなワケ

私は4歳頃にはもう女の先生や同級生を目で追っていました。

男の子の場合は女の子みたいな子が好きで「女性」や「女性性」が強いものがとても好きだったぁ。

女性の異性愛者さんが「イケメン好き」「男性の腕の筋肉が好き」というように、私も自然と「女性が好き」なのです。

それと男性に対してコンプレックスがありました。羨ましかったんだと思う。
父親や兄からいつも「女が○○すべき」「女らしくしろ」「女のくせに」と言われ続けたことも嫌で。
無理やり男の子たちに押さえつけられて襲われかけたことも、気持ち悪かった。
乱暴な言葉や行動も嫌だった。

成長するにつれて如実に男と女が明確になるのも受け入れたくなかった。

そんなコンプレックスを抱く相手を愛せなかった。

レズビアンとして生きる決断が出来なかったかころ、
所詮女は男にはかなわない。
男なしには幸せになれないんじゃないか。
そう思い、男に抱かれるということを試したこともあった。
苦手を克服しなければと思った。
でも残るのは屈辱や自己嫌悪だった。

学校という隔離された社会で生きていた私がそのコンプレックスや周りの目から解放されたのは社会人になってから。
ほかの同性愛者の存在をリアルで知ってからだ。

かと言って今男性嫌いなわけではありません。
お互い人間として接することもしますし、
友人も男性はたくさんいます。
ただそういう対象ではないということです。
尊敬できる人は尊敬するし、人間として好きな人は好きです。心地よい関係の男性もいます。

見た目で性同一性障がいなのかと間違われることが多いですが、レズビアンです。
見た目はとてもボーイッシュで、よくお客様になぜレズビアンなのにおなべみたいなの?と聞かれるのですが
その姿でいる自分が好きです。

そしてありのままで働けていることにとても感謝しています。
そんな私が好きで会いに来てくれるお客様を大切にしたいです。